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分かち合いについて(1)

 東日本を襲った大震災に際して、被災した日本人の秩序ある行動が世界中から称賛されている。

 阪神大震災のときもそうであったし、本当に日本人のすばらしい点だと思う。

 これには根底のところで、みんな仲間だというコミュニティの感覚があるからだろう。

 今人類が危機状態にある最大の原因は、このコミュニティの感覚の欠如にある。

 意識の変革とか進化というとき、克服されるべきは「他人は支配するべき者、あるいは敵である」
「自分だけ得すれば他人はどうでもいい」という感性である。

 取り戻されるべきなのは「みんな仲間である」「すべては一つである」という感性で、これは古代から言われてきたことであり、みんな知っていることなのだ。

 現代社会のあらゆる問題の根源は人間のエゴイズムであり、そこには「コミュニティから見捨てられる」という恐怖の感覚がある。

 日本では毎年3万人以上の自殺者が出ているが、その多くの人が「誰も助けてくれない」「コミュニティから切り離されてしまった」という絶望感・孤独感を感じていたことが想像されるのである。

 エゴイズムは人類全体が体験している最大の病気であり、その克服というのが意識進化のテーマである。われわれはその壮大なドラマの真っ只中にいるのだ。

 日本人は震災や原発事故という大ダメージを受ける中で、分かち合いのモデルを世界に示す使命があるのだと思う。
 
 分かち合いということでは、ひどい迫害を体験してきた少数民族の人たちが美しいモデルを提供してくれている。

 ネイティブ・アメリカンの人たちは、白人に土地を奪われ、荒涼とした土地を居留区としてあてがわれた。

 しかし彼らは、ろくに作物も育たず気候も厳しい土地で餓死者や凍死者を出さないのである。

 なぜなら彼らは本当に少ない食べ物を分け合い、助けあったからだ。

 彼らのカルチャーに学ぶべきことは多いと思う。これから何回かにわたって「分かち合い」をテーマに述べていきたい。
 
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プロフィール

アートセラピスト 郡浜 浩

Author:アートセラピスト 郡浜 浩
 アートセラピストをやっている郡浜浩(コオリハマヒロシ)と申します。

 アートによる人と人の出会いと心の交流の場の創造をライフワークと考えており、その実現のためワークショップ・個人セッションを行うキャリアアート研究所を主宰しています。

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キャリアアート研究所

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創造性発揮を強力サポート! ~クリエイティブ・コネクション~



 出身は北海道の当麻町という田舎町で、自然の中で素朴な少年時代を過ごしました。大学卒業後は東京のお堅い政府機関でしばらくサラリーマンをやっていました。

 二十代の後半に人生を大きく変えることがありました。ゲシュタルトセラピーのリッキーさんの「喜びの創造セミナー」というアートセラピーのワークショップを受けたことです。いたく感銘を受け、「こういうことを一生やっていきたい」と思いました。

 それで語学やら貯金やら準備を進めて、三十代の半ばに意を決してサラリーマンをやめ、サンフランシスコにあるCIIS(カリフォルニア統合研究所)という大学院に留学し、表現アートセラピーという技法を学びました。

 4年間アメリカにいて、帰国後は精神科クリニックに勤めたりスクールカウンセラーをやりながらワークショップ開催などを行っていましたが、2010年に奈良に引っ越し、本格的にワークショップを展開すべくキャリアアート研究所を設立しました。

 一方で、CIISという学校がトランスパーソナル心理学の中心地で、その縁などからアメリカでシャーマニズムや少数民族の伝統文化の流れと出会いました。その流れを探求してきて、2010年10月には霧島で開催されたグランドマザー会議(先住民族のシャーマンのおばあちゃん達が地球の危機を克服するために集まったもの)に参加しました。

 アートセラピーとシャーマニズムって、深いところで繋がっていると実感しています。両方とも現代社会では周辺的な位置づけにあって、そんなに重視されていないかもしれませんが、私はこれからの世界的な危機を人類が生き抜いていく核心的な知恵がそこにあると思います。

 とまあ堅い話はそのくらいにしまして、私の趣味ですが、おいしいものを食べたり本を読んだりすることが好きです。あとお笑いとかたまにビデオを見たりとか、そんな感じです。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。

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